1人暮らしの方必見! 立地や家賃以外にも物件を決める前に「測っておきたい」チェックポイントと方法

1人暮らしの方必見! 立地や家賃以外にも物件を決める前に「測っておきたい」チェックポイントと方法

家具を入れたら「あれ?こんなに狭かった?」を防ぐために

引越し前に寸法を測ってメモしておきましょう

内見では、部屋に何もない状態なので、とても広く感じます。ところが、いざ引越しして家具を入れたら、こんなに狭かった?と思うこともよくあります。
引越し前にしっかりと寸法を測って、間取り図に記入しておきましょう。ちゃんと記憶したつもりでも、意外と忘れてしまうものです。
一緒に部屋の写真を撮っておくといいですよ。

ここだけは測っておこう! ポイントとそれぞれの方法を専門家がご紹介!

必ず計測したいポイントをご紹介します

意外と見落としがちなのが、テレビ、電話、スイッチのコンセントの位置。家具を配置するときに塞いでしまうことになりかねないので、位置は必ず確認する必要があります。その際、大まかな部屋の縦横、天井の高さも必ず計測しておきましょう。その際、幅木の分は含まないように測ってください。併せて部屋の中心に立って、四方の写真を撮ります。

収納部分なども全て写真に撮っておきます。洗濯機を置く防水パンや、洗面所の引き出しなど、後々気になる箇所は全て撮影しておきましょう。
プリントアウトができれば、その写真に計測した数値を書いていきます。プリンターがない方は、アプリを使って記入していくといいですよ。

窓の大きさはもちろんですが、出窓などは床からの高さも測っておきます。窓の大きさによっては既成のカーテンが合わない場合もありますので、窓のサイズは必ず測り、カーテンの注文が必要な場合は、早めに注文しておくことをおすすめします。引越ししたはいいけど、カーテンが間に合わず外から丸見え、といった事態になりかねません。カーテンの丈は、レールランナー(カーテンフック)の下から床まで、幅はカーテンレールの右端の穴から左端の穴までを測ります。

内見に行く前に測っておいて欲しいのが、現在使用している家具や家電のサイズです。
そうすれば、内見の時にイメージしやすいですね。

玄関、ドア、天井、敷居高

家具が入らないという事態にならないように玄関ドアの有効開口も測っておきましょう。
扉を開けて測る必要があります。折り戸は特に注意して測りましょう。
押入れの計測は特に念入りに。上段・下段・天袋の高さも測っておきます。また、押入れの襖を外した時の開口部と、襖を取り付けた時の開口部も測ります。襖は左右どちらも測ってください。奥行を測るときは、雑巾ずりにメジャーなどをあてて測りましょう。梁がある場合には、梁の下から床までと梁の出っ張りも測る必要があります。
そして、照明器具のシーリング形も併せて確認しましょう。

キッチンスペース

収納棚の中のサイズはもちろんですが、手が届くか届かないかで、収納するものを決めないといけないので、天井からの位置を測っておきます。シンク下、コンロ下の収納スペースの計測、引き出しの中のサイズ、調理台の広さ、シンク下の排水溝なども測っておく必要があります。

洗濯機スペース

水道栓の上から、天井までが、壁に囲まれていたら幅を計測しておきます。
洗濯機置き場の上に棚があるところは少ないので、ラックや突っ張り棚を活用するために計測しておきましょう。蛇口までの高さも測ります。
忘れてはいけないのが、防水パンのサイズ。洗濯機が置けるか引越し前に確認しておきましょう。

内見前にもチェックできる、間取り図からわかること

壁の厚さは建築図面で確認

間取り図や賃貸情報から分かることは、最初に確認しておきましょう。
方位の確認は必須です。日当たりが分かります。
ブレーカーの電圧が足りるかも確認しましょう。
オール電化なのか、電気とガスなのか、ガスはプロパンか都市ガスかで、火力や料金が変わりますので必ずチェックしてください。

一般的に不動産屋でいただく間取り図は、いろんな不動産屋で何度も書いている場合が多く、正確なサイズから微妙にずれていることがほとんどです。間取り図では壁の厚さは、確認するのは難しいのですが、大家さんが持っている建築図面で確認できます。壁の厚さが気になる場合は、不動産業者に言って、建築図面で確認してもらうといいでしょう。

まとめ

内見時は生活環境のチェックも忘れずに

内見の際は、家具がないので、広く感じてしまうということを頭においておきましょう。
家具を入れた時のイメージをしながら見るといいですね。
内見の際に、測っておきたいポイントとして記載した場所以外も押さえておいてください。

以下のようなポイントが挙げられます。
・エレベーターや廊下、ゴミ捨て場などの共有部分がきれいかどうか
・通信環境は自分の希望する通信環境に適しているかどうか
・携帯の電波の状態はどうか
・耐震強度は十分かどうか
・ベランダは安全かどうか
・換気扇はちゃんと機能するか
・音はうるさくないか
・カビ臭さとか、嫌な臭いはないかどうか(窓の枠や桟、窓付近の床板がカビていないか、何度も塗った後がないかどうか見ると結露が多いかどうかがわかります)

内見の時に、確認できることは可能な限りチェックしておきましょう。不動産会社の担当者が信頼できるかどうかもとても大事ですね。
1日に多くの物件を見過ぎると、頭の中が整理できなくなってしまうので、あまり多くの物件を見て回るのはオススメしません。余裕を持って部屋探しを始めるといいでしょう。
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