レンタカーでの引越し、軽トラやバンを借りて引越しするのとプロに頼むのとでは、どっちが安あがり?

レンタカーでの引越し、軽トラやバンを借りて引越しするのとプロに頼むのとでは、どっちが安あがり?

レンタカーでの引越し、軽トラ・バンでの引越しを考える上での前提条件

車の手配方法などをまず固めましょう

引越しをするにあたり、なるべく安く抑えたいと誰しも思うのではないでしょうか?単身で、荷物が少なければ、なおさらかもしれません。
そんな時に思いつくのが、レンタカー。荷物が多めに詰める軽トラを借りて、自分で引越しすること。でもその前に、クリアすべき条件がありますので、まずはそれを見ていきましょう。

1.軽トラを手配できる
2.免許を持っている(自分で運転する場合)
3.ドライバーがいる(知人に運転してもらう場合)
4.軽トラにすべての家財を載せられる
5.近場の引越し

まずは、車が手配できなければ、引越しそのものができません。したがって、1に関しては、軽トラを持っている知人がいるか、または軽トラを置いているレンタカー店が近くにある必要があります。一般的にはレンタカーという選択肢になると思います。 2,3に関しては、自分でできれば簡単に解決しますが、もし免許を持っていない、運転に慣れていない場合は、誰かにお願いするのが無難です。そのとき、運転したい人ではなく、運転経験のある人に頼むのが、交通事故や荷崩れ(=物損:荷物が破損してしまうこと)の可能性を下げることにもつながりますので、お願いする場合はその点も注意しましょう。
4に関しては、もしレンタカーを借りるのであれば、1回で運びきる量であるかということもポイントです。時間がかかると、その分レンタカー代がかかり、第一の目的である安く引越しをするというコストメリットを発揮できなくなる可能性があるからです。

ちなみに、軽トラに積める荷物の量は、奥行き約190cm、幅約140cm、高さが約180cm(※道路交通法により、地面からの高さは250cm以下)です。そこに積める家財は、

・冷蔵庫(一人暮らし向けのサイズ)
・洗濯機(全自動の縦型)
・テレビ(液晶32型くらいまで)
・掃除機
・布団
・マットレス(シングル)
・棚(3段ボックス程度)
・テーブル(小)
・衣装ケース×2
・段ボール(小)×10箱

などです。ただし、素人が満載に積むと、運搬中に荷崩れを起こす可能性があるため、荷物はなるべく少なめにし、低く積むようにした方が無難です。たとえば、荷台の両サイドと後ろにある「あおり」よりも高い位置に荷物を積む場合は、滑り落ちることがないよう、しっかり固定することが大事です。

5に関しては、近場だと引越しにかかる時間が短く、積地(引越し元の家)に忘れ物をしてもすぐに戻れます。一方、長距離だと必然的にレンタカー代、ガソリン代、場合によっては高速代がかかってしまいます。さらに、乗り捨て希望の場合は、新居の近くでレンタカーを返却できるかというのもチェックする必要があります。

レンタカーで引越し、費用はどれくらいかかる?

標準的なレンタカー料金で比較してみましょう

前提条件をすべてクリアできたとして、最大の目的である引越し費用を抑える効果、コストメリットはどれくらいあるのでしょうか?その前に、天候のことを考えてバンも検討している、荷物がやや多いのでいっそのこと2tトラックにしようかなと思っている方もいるかもしれません。そこで、料金の比較をしてみました。ただし、レンタカー会社によって差がありますので、実際に検討する場合は、車をレンタルする店舗に確認してください。

<レンタカー 車種別料金比較>
軽トラ:6時間約6,000円、12時間約7,000円
バン:6時間約10,000円、12時間約14,000円
2tショート平ボディ:6時間約10,000円、12時間約13,000円
2tショート アルミコンテナ:6時間約13,000円、12時間約16,000円

やはり、軽トラが最もコストパフォーマンスは高いですね。実際は、レンタル代に加えてガソリン代がかかり、必要に応じて駐車場代や高速料金も発生します。さらに、知人に手伝ってもらったら謝礼も必要になります。こちらは、引越しが終わって食事をご馳走するというということもありますね。それを、コストと考えるか、楽しみと考えるかはその人次第ですが、アルコールが入るとそれなりの費用になるかもしれません。

引越しの前に準備すること

安全な引越しのためには事前準備が重要です

引越しを自分で行うとなると、誰もアドバイスしてくれる人がいませんので、インターネットなどで調べて準備を行う必要があります。それをやっておかないと、当日時間がかかってレンタカーの延長料金が発生し、場合によってはその日のうちに終わらないということもあり得ます。

●事前に確認、準備しておくこと
・冷蔵庫や洗濯機の重量物を運べるか?
・ベッドの分解・組立はできるか?
・段ボールなど、梱包資材の準備
・エアコンを持っていく場合は、電気業者に依頼
・積地、降し地に車の駐車スペースはあるか?
・その他、諸手続き(転出届など)について

荷物積み込み時の注意点

積み方のちょっとしたコツ

荷崩れを防止するためにも、積み方が重要です。洗濯機や冷蔵庫など、大きくて重量のあるものは、前(運転席のすぐ後ろ)に積み、しっかりと固定します。また、段ボールに詰めた書籍などの重量物は下にして、隙間のないように荷物を積み込みます。なお、あおりよりも高い位置に荷物を積むときは、荷台から滑り落ちないよう、しっかりと固定してください。

引越しするにあたって、考えておくべきリスク

トラブルを回避するために

自分で引越しを行うとなると、トラブルがあった場合の責任は、すべて自分で対応しなければなりません。そうならないために、どのようなリスクがあるか事前に確認しておくべきです。

・物損
・事故
・ケガ
・駐車違反(罰金)、駐車クレーム
・1日で終わらない

まず、物損事故。洗濯機や冷蔵庫といった、大きくて重量があるものは、特に注意です。普段から重たいものを持ち慣れていないと、運んでいる最中に力尽き、落下させてしまうかもしれません。家財が傷つくだけだったら諦めればいいですが、新品のものや高価なものだったら、そう簡単に諦めがつかないですよね。また、建物に傷をつけたり、装備品を壊してしまったりしたら弁償しなければなりませんし、通行人にケガをさせてしまったら、当然補償が発生します。
それを軽減するために、プロは壁やエレベータ、部屋の入り口などに養生を施しますが、コストを抑えるために自分でやるわけですから、わざわざ養生パネルやテープを買い揃えるひとは少ないと思います。そのため、余計に注意が必要です。
あと、交通事故や駐車違反などにも注意が必要です。余計なコストと時間がかかってしまい、何のために自分でやったか分からなくなってしまいます。
ほかに、想定以上に時間がかかってしまい、その日のうちに終わらないというケースもあります。特に、洗濯機の取外しやベッド分解は、前日に終わらせておいたほうが、作業もスムーズです。

このように、自分で引越しするとなると、すべてが自分に降りかかってくるので、意外と大変かもしれません。レンタカーを借りて軽トラで引越しすると、スムーズにいって2万円前後でできると思います。一方、プロに頼むと3万円近くするのが相場ですが、時期やタイミング、会社によってはもっと安くしてくれるところもありますので、念のため見積もりを取ることをオススメします。プロに頼むというのは、前述したリスクがなくなる、ある意味保険のようなものですから、じっくりと検討した方がいいですね。
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