一人暮らしの引越しにおすすめの単身パックとは?サービス内容やメリット・デメリットについて
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単身パックとは?
単身者向けの引越しサービス
所要日数は、荷物の発送から1日以上としていることがほとんどですので、通常の引越しと違いその日に荷物が届くわけではありません。料金設定が通常の引越しプランより低いので、荷物が少なく、費用を抑えて引越したい単身者に適しています。しかし、メリットを感じられるのは家具家電がほとんどないという単身者のみであることが多く、普通の家具家電をお持ちの方はむしろ割高の引越しになってしまうことが多いので注意が必要です。
業者別サービスの特徴
日通「単身パック」
運送会社としてよく知られている日通が取り扱っている「単身パック」は、荷物量に応じて「単身パックS」、「単身パックL」の2つから選択できます。 大きい家具や家電については、スタッフが簡易包装してくれるので安心です。また、エリアや時期による制約があるものの、配達時間の指定ができます。 インターネット割引、複数ボックス割引などの特典もありますが、梱包資材セットは有料です。
サカイ引越センター「小口便引越サービス」
引越しのサカイとして有名なサカイ引越センターは、「小口便引越サービス」を提供しています。現在の配達区域は、関西から関東、関東から関西のみとなっていますが、今後エリアを拡大していく予定です。 ダンボール等の梱包資材は、荷物量に合わせて「Aパック」「Bパック」「単身資材パック」の3つがあり、有料で利用できます。
佐川急便「単身カーゴプラン」
宅配便のイメージが強い佐川急便は、引越しサービスも行っています。 「単身カーゴプラン」は、必要最小限の家財とダンボール5個程度を運送可能です。ピアノ輸送やパソコンのセットアップ、エアコン取り外し工事などオプション機能も充実しています。
単身パックの料金相場
また、繁忙期には料金を高く設定している業者が多いので、3~4月を避けて引越しすることも安く引越す方法のひとつです。
単身パックのメリットとデメリット
メリット
1.利用料金が安い
単身パックの最大のメリットは、料金が安いことでしょう。単身パックでの引越しに使用する専用ボックスは、1台のトラックに何個も積めるので、他の依頼者の荷物も混載して運んでいます。また、引越しの荷物が少ないため、作業員も少なくて済みます。
運送費や人件費などを削減することで、格安の料金設定を実現しています。
2.訪問見積もりが不要、原則追加料金なし
引越し料金は、専用ボックスのサイズごとに設定されているため、訪問見積もりは不要。また、専用ボックスに荷物が収まっていれば、料金は変わらないので安心です。
3.荷物の破損・紛失のリスクが少ない
出発から到着までの間、荷物は専用ボックスの中に入っているので、紛失の恐れは少ないです。また、ボックスは鉄製でしっかりとした造りであることから、破損のリスクも抑えられます。
デメリット
1.専用ボックス内に荷物が収まらないと追加料金が発生する
専用ボックスに荷物が収まりきらない場合、追加料金が発生します。もちろん複数の専用ボックスを利用すれば、たくさんの荷物を運べますが追加料金が発生する分、通常の引越しプランよりも逆に料金が高くなることがあります。特に家具家電をお持ちの場合は、事前に自分の荷物が専用ボックスの中にすべて収まりきるのかを確認しておくことが必須と言えるでしょう。
2.運べる荷物のサイズに制限がある
専用ボックスのサイズをオーバーしている荷物は運べません。入りきらない荷物については、別のサービスを追加で依頼することになります。
大きな荷物がたくさんある場合には、単身パックが合わないこともあるので、他の引越しプランも検討しましょう。
3.ダンボールの無料提供・無料回収がない
荷物を梱包するために欠かせないダンボールですが、配布がないことがほとんどです。自分で調達するか、有料の梱包資材セットを利用する必要があります。
また、ダンボールの回収は有料としている業者が多いです。引越し費用を抑えたいなら、ダンボールの用意も処分も、自分で行わなくてはなりません。
大型の荷物、家電は運送可能?
事前に荷物のサイズ確認を
ベッド
折り畳み式のベッドや解体できるベッドなら、運送可能な場合があります。マットレスも同様で、折り畳めるもの、または分割できるタイプなら運べるでしょう。
自転車
一般的な大きさの自転車は、専用ボックスのサイズを上回ってしまうため、運べません。ただし、折り畳み式のものや分解できる自転車であれば、ボックスに積み込めます。
冷蔵庫
一人暮らしなら100~150Lほどの2ドアタイプの冷蔵庫を使っている人が多いでしょう。150Lの冷蔵庫なら、大きめの専用ボックスであれば収まります。3ドア以上のものになると、サイズオーバーになる場合もあります。
洗濯機
一人暮らしの人が使う洗濯機の容量は4~5kgが一般的です。この程度のサイズのものであれば、ドラム型でも縦型でも専用ボックス内に入ります。
テレビ
単身者の自宅にあるテレビの多くは20~32Vと言われています。24Vまでなら、小さいボックスでも問題なく対応できそうです。32Vとなると、大きいボックスが必要になるでしょう。
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