【失敗しない】ドラム式洗濯機の引越し完全ガイド!準備・費用相場・業者選びまでプロが解説【2026年版】

【失敗しない】ドラム式洗濯機の引越し完全ガイド!準備・費用相場・業者選びまでプロが解説【2026年版】

ドラム式洗濯機の引越しが難しい理由を理解しておこう

縦型との最大の違いは「固定ボルト」の有無

ドラム式洗濯機には、輸送用固定ボルトが必要です。

縦型洗濯機は洗濯槽がバネや吊り棒で支えられており、多少の揺れには対応できます。一方、ドラム式は横回転するドラム槽が精密な機構で支持されているため、固定せずに運ぶと内部のサスペンションやドラム軸が破損するリスクがあります。

固定ボルトとは、輸送中にドラム槽を本体に固定する金属製のボルトのこと。新品購入時には付属していますが、引越しの際に紛失しているケースが非常に多いです。取り付けなしで運搬した場合、保証対象外の故障につながる可能性があります。

重量・傾斜・運搬人数の目安

ドラム式洗濯機は重量が60〜100kg超になるモデルも珍しくなく、搬出・搬入ともに最低2人での作業が必要です。

また、運搬中の傾斜角度にも注意が必要です。45度以上の傾斜がかかると内部に残った水が電気系統へ流入したり、ドラムの軸受けに過大な負荷がかかったりします。階段や廊下の折り返しで傾ける場面では特に慎重に扱いましょう。

縦型と比べて本体の奥行きが深く、重心が低い構造のため、台車を使っても一人での移動は困難です。引越し当日に人手が足りなくなるケースも多いため、事前に確認が必要です。

引越し前に必ずやること|ドラム式洗濯機の準備手順

手順①:輸送用固定ボルトを取り付ける(紛失した場合はメーカーへ)

最初に行うのは、固定ボルトの取り付けです。

固定ボルトは購入時の付属品として本体背面のポケットや箱の中に収納されています。見つからない場合は、メーカーのサポート窓口に型番を伝えて取り寄せます。型番は本体側面か背面のラベルで確認できます。

メーカーによって取り付け穴の位置や本数が異なるため、必ず自機種の取扱説明書に沿って作業しましょう。ボルトの取り付けが不完全な状態での運搬は保証対象外となるため、締め忘れのないよう確認が必要です。

手順②:水抜きの正しいやり方(給水ホース〜排水ホース)

水抜きは以下の3ステップで行います。

・給水ホースを取り外す(蛇口を閉めてからホースのクリップを外す)
・洗濯槽が空の状態で脱水運転を1〜2分かける(内部の水を排出する)
・排水ホースを取り外し、残水をバケツへ出す

脱水運転の前に洗濯槽に衣類を入れないよう注意しましょう。また、排水ホースは床に置いたバケツへ向けてから取り外すと、床への水漏れを防げます。

水抜き作業の詳細な手順はこちらも参考にしてください。
https://apple-hikkoshi.jp/archives/1215/

水抜きが不十分なときのリスクと追加料金について

水抜きが不完全な状態で運搬すると、移動中に水が漏れ出す可能性があります。

トラック内で他の荷物を濡らした場合、損害賠償が発生することがあります。また、引越し業者によっては水抜き未実施を理由に当日の積み込みを断るケースや、現場での水抜き作業に追加料金が発生するケースも存在します。

前日夜のうちに済ませておくことで、当日の余計なトラブルを防げます。

引越し先への搬入前に確認すべき3つのポイント

確認ポイント①:廊下・ドア・コーナーの搬入経路

搬入経路で詰まる原因の多くは、廊下の幅とドア開口部の狭さです。

洗濯機本体の幅・奥行きに加えて、運搬時に必要な作業スペース(持ち手の分)を考慮した数値で確認します。一般的な廊下幅は80〜90cmですが、ドア枠の内寸が70cm未満の場合は搬入が困難になることもあります。

また、廊下の折り返し(コーナー)がある場合は、洗濯機を縦にしたときの対角線の長さも測っておくと安心です。

搬入経路の採寸方法はこちらも参考にどうぞ。
https://apple-hikkoshi.jp/archives/560/

確認ポイント②:防水パンのサイズ(合わない場合の対処法も)

防水パンとは洗濯機の下に設置する受け皿のことで、新居によってサイズが異なります。

確認すべきは「防水パンの内寸」ではなく「洗濯機の設置脚が収まる内側のリブ(縁)の内寸」です。一般的なサイズは640mm×640mmですが、洗濯機本体の脚幅と合わない場合はかさ上げ台(洗濯機置き台)を使用することで対応できます。

かさ上げ台は1,000〜3,000円程度でホームセンターや通販で購入できます。引越し前に用意しておくとスムーズです。

確認ポイント③:排水口・蛇口の位置と高さ

排水口の向きが本体の排水ホースの取り回しと合わない場合、延長ホースや方向変換アダプターが必要になります。

蛇口の高さは、洗濯機本体の給水口よりも高い位置にあることが条件です。低い場合は蛇口の延長金具で対応できますが、事前に業者や管理会社へ確認しておくと安心です。

ドラム式洗濯機の引越し費用の相場|業者別に比較

引越し業者(フルサービス)に依頼する場合の費用目安

引越し業者のフルサービスに含める形で依頼する場合、洗濯機単体の追加費用は発生しないケースが多いです。

他の家財と同時に搬出・搬入・設置まで一貫して対応してもらえるため、手配の手間がかかりません。また、事前の見積もりで確定料金が提示される業者であれば、当日の追加料金の心配もありません。

引越し業者に一括で依頼する場合の費用の内訳についてはこちらで詳しく解説しています。
https://apple-hikkoshi.jp/archives/564/

洗濯機のみを単品輸送したい場合の選択肢と費用

引越しとは別に洗濯機だけを移送したい場合、以下の2つが選択肢になります。

・赤帽:軽貨物運送業者による単品輸送。近距離(同一都市内など)であれば費用目安は5,000〜15,000円程度。ただし、設置作業は対応外の場合が多い。
・家財宅配便:ヤマトホームコンビニエンスなどが提供するサービス。引き取りから配送・設置補助まで対応。費用目安は10,000〜30,000円程度で、距離・サイズによって変動する。

いずれも「固定ボルトの取り付けと水抜きは依頼者が行う」ことが前提となるケースが多いため、事前確認が必要です。

ドラム式洗濯機の引越し費用を抑えるコツとは?2つの方法

費用を抑えるためのコツ①:閑散期(5〜2月)を狙う

引越し費用を抑えるうえで、時期の選択は最も効果的な方法です。

3〜4月は新生活の需要が集中する繁忙期にあたり、同じ条件でも料金が閑散期の2倍近くになるケースがあります。

5月以降〜翌2月の閑散期であれば、業者の稼働に余裕があるため、交渉次第で数万円単位のコスト削減も見込めます。

引越し日程を柔軟に動かせる場合は、まず時期の見直しから検討しましょう。

費用を抑えるためのコツ②:フリー便を選ぶ

搬入時間帯を業者に一任する「フリー便」は、午前便よりも割安に設定されていることが多いです。

午前便は時間指定のニーズが高く、料金に反映されます。一方、フリー便は業者側が効率よくスケジュールを組める分、料金を抑えやすい仕組みです。

搬入時間にこだわりがない場合は、積極的に活用する価値があります。引っ越し費用が安い時期の詳細はこちら。
https://apple-hikkoshi.jp/archives/2266/

自分で運ぶ?業者に頼む?ドラム式洗濯機の判断基準

自分で運べるケースと必要な準備・人数

以下の条件がすべて揃う場合は、自力での運搬も検討できます。

・軽量モデル(60kg未満)であること
・搬出・搬入ともに同一フロアで階段がないこと
・2人以上の人手を確保できること
・固定ボルトが手元にあり、水抜きを完了していること
・運搬に使える台車を手配できること

上記を満たしていても、ドア幅や廊下の折り返しがある場合は難易度が上がります。「いける」と思っても、途中でホールドできなくなるリスクを想定しておきましょう。

業者依頼を選ぶべき状況の目安

以下のいずれかに当てはまる場合は、業者への依頼を強く推奨します。

・本体重量が80kg以上の大型モデル
・搬出または搬入に階段がある
・廊下幅・ドア幅が狭く、搬入経路が限られている
・引越し距離が長距離(県をまたぐなど)
・2人以上の作業者を自力で確保できない

プロ・友人に依頼する場合の比較についてはこちらも参照ください。
https://apple-hikkoshi.jp/archives/1153/

自分で運んだ場合の故障リスクと保険の確認

固定ボルトなしで運搬した場合や、傾斜をかけたまま移動した場合、メーカー保証の対象外となるケースがあります。

引越し業者に依頼した場合は、運搬中の破損に対して運送保険が適用されます。自力搬送の場合はこうした保険カバーがないため、万一の修理費はすべて自己負担になります。ドラム式洗濯機は修理費が10万円を超えることもあるため、コスト比較の際には保険の有無も判断材料に加えましょう。

引越し当日に気をつけたいドラム式洗濯機の注意点

搬出時の注意点(固定ボルト・ホース取り外しの確認)

搬出前に以下を確認します。

・固定ボルトがすべて取り付けられているか
・給水ホースを取り外し済みか
・排水ホースを取り外し済みか
・電源コードをまとめて本体にテープ固定しているか
・ドアのロックまたはテープ養生をしているか

特に固定ボルトの確認は最重要です。引越し業者のスタッフも確認を行いますが、依頼者自身でもダブルチェックしておくと安心です。

運搬中の注意点(傾斜・梱包)

運搬中に最も注意すべきは傾斜角度です。45度以上の傾斜は内部機構へのダメージにつながるため、階段や廊下での移動時は2人以上でバランスを保ちながら動かします。

梱包は毛布や養生シートで本体全体を包み、角部分は段ボールや養生テープで補強します。洗濯機のドアや操作パネル面は傷がつきやすいため、特に丁寧に保護しましょう。

設置後の確認(固定ボルトの取り外し・水平・試運転)

新居への設置後、最初にすべきは固定ボルトの取り外しです。

取り外しを忘れたまま運転すると、異音・振動・最悪の場合は内部破損が起きます。設置直後に必ず取り外しを行い、紛失しないよう保管しておきましょう。

次に水平の確認です。脚部のアジャスターで高さを調整し、本体が前後左右に傾いていない状態にします。水平が取れていないと、運転中に異常振動や片寄りエラーが発生します。
確認後は試運転(すすぎ・脱水のみなど短いコース)を実施し、水漏れ・異音がないことを確かめましょう。

まとめ

ドラム式洗濯機の引越しはプロに任せれば安心

ドラム式洗濯機の引越しで押さえておきたいポイントは4つです。

・固定ボルトの取り付けと水抜きは引越し前日夜までに完了させる
・新居の搬入経路・防水パン・排水口を内見時に採寸しておく
・重量・階段・搬入条件によっては業者依頼が安全かつ合理的な選択
・設置後は固定ボルトの取り外しと水平確認・試運転を忘れずに行う

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引越しのやることを全体で整理したい方はこちらもご確認ください。
https://apple-hikkoshi.jp/archives/2219/

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